お久しぶりです。silent以来の投稿になってしまいました。相変わらず目黒くんの快進撃は続いておりますね。約半年経ちましたが、多分彼は10年分くらい仕事したんじゃないか?人生何回目?
ついに目黒くん初主演の映画「わたしの幸せな結婚(以下わた婚と略します)」が公開されましたね🌸💍いや〜めでたいです。
きっとこれから先もっと沢山のドラマや映画で主演を務めることになるとは思いますが、やはり"初"とつくお仕事はとてもオタクとしても感慨深いです。1度しかその瞬間はないですからね。
今回わた婚の映画を視聴するにあたって、毎度恒例「原作を見てから映画を見るか否か」問題が浮上しました。
私は基本的に発表されたキャストを想像しながら原作を読む派です。無論、月の満ち欠けは小説が原作ということもあり、情報解禁されてすぐKindleで読破しました。しかし、映画の初回を視聴した感想としては、原作未読の方よりは感動や驚きが薄かったように思いました。どうしても序盤から「小山内瑠璃(=菊池日菜子さん)が正木瑠璃(=有村架純さん)にしか見えない」「もう梢(=柴崎コウさん)も生まれ変わってるで小山内(=大泉洋さん)‼️気づけ‼️」などと、脳内で突っ込みながら視聴することになってしまったので。(これって私だけですかね?)
上記の満ち欠けの経験から、原作未読のまま一度視聴して、パンフレットor原作を読んでから再度映画を観に開くのがきっと私には向いていると分析し、わた婚は敢えて原作も事前情報も何も入れずに観に行くことを決めました。
※以下わた婚ネタバレを含みますので、ご注意ください。ただこれだけは言わせてください。
今田美桜は可愛い。
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今回は諸事情で地元ではなく旅行先で友人とわた婚初回上映を視聴しました。
初回の感想はただ一つ。
「わたしも美世を幸せにしたいし結婚したい。」
〜清霞 VS 私 VS ダークライ〜
続編いけるなこれ。
結論からいうと、「原作を見てから行くべき」だと感じました。ストーリーの大枠は捉えられるものの、やはり2時間でわた婚の世界の対立関係や、蟲をばら撒くことになった背景等、細部を理解するのには限界がありました。1回の視聴じゃ咀嚼しきれません。もっと見たいと言う衝動に駆られました。(さては塚原あゆ子監督、これが狙いだな?)
序盤は美世が斎森家で虐げられ、自分を殺して生きてた場面が中心だったので、もう本当に美世に感情移入して涙が止まらず。ここで冒頭述べた「私が美世を幸せにしたい」感情が芽生えました。
こんなにも家事ができ、男の人を必要な場面で立てられる上に、お化粧すると普段と雰囲気が見違えるほど麗しくなるなんて……わたしが結婚したいんです、ほんとに。現代で言うと「普段オフィスで仕事できるキャリアウーマンでメイクにも疎い感じなのに、プライベートでは可愛らしさ全開で、普段とのギャップで落ちる男性が多数」みたいなところでしょうか。
私の語彙だと陳腐な表現になってしまったので黙ります。
とにかくわた婚の世界では「異能の才」があるかで全てが決まってしまうのが、本当に切ないというか。
美世にはもっといいところあるだろうが!!!!!!!!!!!!!
【特に泣けた3選】
・初めて作ったご飯を「美味しい」と褒めてもらって美世が涙を流していた場面
⇒私が毎日3食欠かさず「美味しい」って言うからお嫁に来てくれんか❓卵焼きは甘めが好きです。
・花が「辛い時にそばにいることができず申し訳ございませんでした」と謝った後、美世が自分の胸の内を明かし「私は無能で清霞様の隣にいる資格などございません」と言って泣き崩れた場面
⇒花を演じている小林涼子さんが、かつて魔王のしおりさん役を演じていたこともありまずそこで号泣。
そして美世の告白が残酷で重たく、決して美世は何一つ悪くないのに、幼い頃から虐げられてきた回想がやはり辛い。そしてそんな美世が幸せを願っていいのだろうか?と葛藤している心情が伝わってきて号泣。幸せになっていいに決まっているし、美世ほどの女周りを見渡してもおらんで…やっぱり私の家に来てくれんか❓
・エンドロールでタペストリーが流れた時
⇒もちろん歌詞は理解していたつもりでしたが、映画の世界を通して聴くとまた詞の深さに触れられて思わず目が潤みました。ハニレモ、白蛇、おそ松さん、モエカレと主題歌を聞いてきましたが、劇場で聴く主題歌は毎回格別ですね。
気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが自分でもびっくりするくらい目黒くんを観れていなくて…あれれ、おっかしいな?(cv.江戸川コナン)
ちなみに余談ですが、わた婚公開1週間前にロケ地に行ってきました。帝の場面で使用されていた三重県津市の高田本山専修寺と斎森家の場面で使用されていた三重県桑名市の六華苑。
特に六華苑の建物の造りは圧巻で、映画を観てからもう一度行きたくなっているほどです。専修寺は特別公開していないと全ての撮影地には行けません。国宝にも指定されているので、厳かな雰囲気が漂っていました。後御朱印がとても良いです。受付時間が短い(9:00〜15:00)ので注意。私が友人と訪れた際は、周りにオタクは見かけず地元の方しかいなかったこともあり、歩いた砂利の音が響くほど静かでした。
【六華苑】
(美世を助け出した清霞が香耶に絶対にお前と結婚するなどあり得ないと言い捨てる場面の画角。この廊下また歩きに行きたいです。)
(美世が小さい頃閉じ込められていた蔵。本当に建物の奥に追いやられていたのが建物の間取りでも伝わってきます。)
【専修寺】
(帝の崇人が歩く場面で使用されていた廊下。この先に行くと帝のお父様の寝床がありましたが、そこはSNS掲載不可でした。)
(最後美世が清霞に傘を渡す場面で使っていた門。門を潜った先もガッツリ使われていたのでその画角でもう一度撮りたいところ。)
話が紆余曲折しましたが、要するに原作を読んでいない私が、わた婚のストーリーを解釈するためにはもうn回(n≧1)観に行くしかないなと。
潔く視聴することを決心し、座席を予約。視聴する当日の朝には前日に買っていたパンフレットを読み込みました。パンフレットを読んで仕入れた情報と、個人的に気になっているポイントは
・見逃した目黒くんの目つきや表情や仕草
・美世が自信を取り戻すにつれて着物も鮮やかになっていく(8着)らしいので着物をガン見
・清霞の家に活けられてる花も段々と色鮮やかになっていくらしい?
・何故蟲がばら撒かれることになったのか?
・蟲に侵されるとどのくらいの期間で自我が奪われるのか?
・街に蟲が広がりつつあるのはどのくらいの時期からだったのか?
・薄刃の一族だと気づいたのはいつなのか(清霞以外の登場人物、特に帝)
という訳で、映画館に人生で初めてメモ帳とボールペンを持参し、二回目を視聴するべくシネマフロンティアへと向かうのでありました(後編へ続く)。